江戸時代の浮世絵師、喜多川歌麿(きたがわうたまろ)の作品で、昨年秋に栃木市内で発見された肉筆画「女達磨(だるま)図」の修復作業がほぼ終了した。修復の過程で、中国から輸入された高価で珍しい「竹紙」に描かれたことが分かった。作品は来年2月、同市万町のとちぎ蔵の街美術館で開催される収蔵品展「絵画に謳(うた)う・工芸に憩う」で一般公開される。
市は、女達磨図の保有者と交渉し、500万円で購入。作品は、折れたりカビが生えていたりと保存状態が極めて悪く、4月から約150万円をかけ、都内の専門業者に修復を依頼していた。
女達磨図は、竹を漉(す)いた紙に黒色の墨と朱の天然顔料を用いて、達磨にふんした遊女の姿が描かれている。遊女の顔は、貝の裏側を削って作られた白色の顔料で塗られ、絵画の左上には、「柳園外史」という人物による、遊女の修業の厳しさを示す画賛が記されていた。
歌麿は、全身を描くのが主流だった美人画の世界で、上半身を強調して描く技法「美人大首(おおくび)絵」を確立した。女達磨図は顔の描き方などから、大首絵を確立する前後の寛政2(1790)~5(1793)年の作とみられ、同館の今後の研究で、美人大首絵の謎を解明する作品となる可能性があるという。
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引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081216-00000041-san-l09
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