無人航空機で南極気象観測=長距離飛行成功、偵察用にも期待-昭和基地近くで
南極昭和基地の第49次越冬隊の浅野比隊員(山口東京理科大助教)らが27日までに、自動操縦ができる小型無人航空機を基地付近上空で1時間周回飛行させ、高度1000メートルまでの気温や湿度、気圧、エアロゾル(浮遊粒子状物質)の観測を行うことに成功した。総飛行距離は約110キロ。南極での無人航空機観測は英国やドイツも試みているが、100キロ超の長距離飛行は初めて。
昭和基地では2005年1月までセスナなどの有人航空機を使っていたが、滑走路の維持や機体整備が大変だったため撤収された。無人機を運用できれば、大幅に安く、少ない要員で気象観測や海氷上行動ルートの偵察ができると期待される。
無人機は長さ、両翼の幅とも約3メートルで、重さ約20キロ。機首に大気サンプル採集口があるため、プロペラは機体後部にあり、排気量86ccのガソリンエンジンで駆動する。搭載できる観測装置は計3キロ。04年から年約1000万円の予算でメーカーと共同開発してきた。
国立極地研究所の平沢尚彦助教(極域大気科学)は48次隊で飛行させたが、自動操縦用のデータ入力ミスで墜落。今回は、ラジコン飛行機の操縦に熟練した熊谷英明隊員(極地研職員)が成功に大きく貢献した。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000017-jij-soci
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