<銀閣寺>外装に黒漆塗る補修を断念 外壁の板、風化で薄く
修理作業のため、覆いで囲われた銀閣寺。2階は外壁の傷みが目立つ=京都市左京区で2008年6月12日、望月亮一撮影
改修工事中の銀閣寺(慈照寺、京都市左京区)について、京都府教委が外装に黒漆を塗って創建当時の姿に戻すことを検討したが、解体調査の結果、断念していたことが分かった。わび・さびで知られる東山文化の象徴だけに、府文化財保護課は「創建当時の復元はできなかったが、多くの人が銀閣寺からイメージする枯淡美は維持される」としている。
「銀閣」は2階外壁の黒漆に池の反射光が映って銀色に輝いたのが語源とも言われている。06年の科学的調査で銀箔(ぎんぱく)が張られていなかったことが確認され、通説通り漆塗りだったことが分かった。
現在は漆がはげ落ちて板張りに見えるため、府教委は創建時のように黒漆を塗って保護しようと検討。しかし、外壁の板の厚さが風化で半分程度になっており、最も薄いところで1センチしかなく、塗装には不適と判明。学識者などでつくる寺の保存整備委員会と協議した上で断念した。
銀閣寺は同教委が昨年末から改修工事中で、こけらぶきの屋根も27年ぶりにふき替えられる。【谷田朋美】
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080629-00000044-mai-soci
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