【モスクワ=佐藤貴生、トビリシ=遠藤良介】ロシアのメドべージェフ大統領が、18日からグルジア国内に侵攻したロシア軍が撤退を始めると表明したが、ロシアは撤退完了の時期や、規模を明らかにせず、曲折も予想される。一方、ロシア軍が侵攻した中部ゴリでは大規模な略奪が起きていたことが国連によって確認された。グルジア側はこれまで、各地でロシア軍が略奪やグルジア人住民の虐待などを行っていたと非難していた。
AP通信などによると、中部ゴリに駐留していたロシア兵の姿は以前よりも減っている。西部セナキでは17日夜、ロシアの装甲兵員輸送車や戦車が街を出て行く様子が見られた。
一方、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のスタッフは17日、初めてゴリに入り、「大規模な略奪」の痕跡が見つかったとの声明を出した。建築物はあまり損害を受けていないが、商店などで略奪が起きていた可能性があるとしている。街の中心部で支援物資を求める50~60人を除けば住民の姿は見られないとしており、大半の住民は避難したものとみられる。
グルジア国内の報道によると、ロシア軍は西部の港湾都市ポチなどでも船舶を爆破し、港湾施設からパソコンや高価な機械などを持ち去ったとの情報もある。また、各地で食料不足が深刻化し、物価の高騰が懸念され始めている。
UNHCRはグルジア紛争で約16万人が家を離れて避難したとみており、グルジアの黒海沿岸のバトゥーミへの支援物資の空輸も行う方針だ。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080818-00000075-san-int
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