8月26日、世界遺産「万里の長城」が風化の危機にさらされている。甘粛省の砂漠に点在する秦や漢の時代に建てられた長城は、2000年以上にわたる風雨や砂塵の影響を受けて崩壊が進んでいる。
2008年8月26日、「チャイナフォトプレス」は風化や砂による浸食で崩れていく世界遺産「万里の長城」について、甘粛省にて現地取材を行った。
1987年に「地球上で建造時間が最も長く、建造量も最大の防衛施設」として世界文化遺産に登録された長城だが、現存している大部分が明代に建てられたもの。だが部分的には秦や漢の時代の長城も存在しており、そのほとんどが甘粛省と陝西省に分布している。これら古代の長城は、現地の土に植物の枝や砂礫を混ぜて作った「土レンガ」を何層にも重ねて造ったもの。長年雨や風、砂の影響を受けてきたため風化や浸食が激しく、今ではただの「土くれ」にしか見えないありさまに。
甘粛省敦煌市から100kmほど離れたところにある有名な「玉門関」遺跡は、石碑の前に四角い土壁だけが残り、周囲には雑草が生い茂っている。そばにある漢代の長城には亀裂が走り、今にも崩れ落ちそうだという。同省では長年にわたり、地元民が家屋や道路の修復などの際に材料として長城の一部を破壊して使用していた事実も判明。
今年中には「中華人民共和国長城保護条例」が施行される見込みだが、敦煌研究院の李最雄(リー・ズイシオン)教授は「貴重な世界遺産が崩壊する前に、国家は一刻も早く有効な対策をとるべき」だと主張している。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080903-00000020-rcdc-cn
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