【酒呑童子の里 京都・大江山】(4)地域起こし乱れ打ち
赤茶けた髪を振り乱した「酒呑童子(しゅてんどうじ)」が、激しく体を揺さぶりながら太鼓を打ち鳴らす。重々しいリズムが、色づき始めた大江山南麓の地に響く。
京都府福知山市大江町の仏性寺地区で毎年秋に開かれる「大江山酒呑童子祭り」で、幕開けを飾る「酒呑童子太鼓」。鬼伝説による地域起こしを盛り上げるため、同地区の消防団員らが中心となって昭和58年から始めた。
太鼓のたたき手は、酒呑童子役と子分の鬼役4人の計5人。穏やかな調子で始まり、徐々に連打の加速度が増していく。そして終盤、激しく舞いながらの乱れ打ちでフィナーレ。
「人間を装った酒呑童子が酒杯を重ねるたびに陽気になり、鬼の本性を現す様子をリズムで表現しています」とメンバーで最古参の中嶋勝樹さん(50)。鬼面を外し、笑顔を見せた。
「連打の最中は、われを忘れ、鬼にとりつかれていますよ」
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■鬼も酔わせる辛口地酒
大江山の鬼伝説の主人公、酒呑童子。江戸時代の物語集「御伽草子(おとぎぞうし)」には、「かの鬼常(つね)に酒をのむ、その名をよそへて酒呑童子と名付けたり」と記述されている。無類の酒好きというキャラクター設定だ。
その酒好きの酒呑童子にあやかって、日本各地の酒造会社が「鬼ころし」をはじめ、鬼を題材にしたブランド名の商品を製造している。
しかし、残念なことに酒呑童子の里、福知山市大江町内には酒造会社がない。
そこで同町二箇の洋画家、大槻博路(59)さんが仲間を集めて平成8年に「大江で地酒を造る会」を結成した。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081107-00000124-san-soci
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